アメリカ中西部ミネソタ州ミネアポリスで橋崩落
アメリカ中西部ミネソタ州ミネアポリスで橋崩落
アメリカ中西部ミネソタ州ミネアポリスで1日午後6時すぎ、ミシシッピ川に架かる高速道路の橋が崩落、50台以上の車が約20メートル下の川に転落した。地元警察は2日、4遺体を確認。20~30人の所在が分かっておらず、死者数は増える可能性がある。事故原因は不明だが、補修工事が行われていた。一方、現場近くのメトロドームを本拠地にするMLBツインズは同球場での2日の試合を延期することを決定した。

悲劇は、帰宅する車でごった返す夕方のラッシュアワーに突然起きた。橋は道路部分が数カ所折れて、ごう音とともに波を打つように崩落。全長約580メートルのうち、川の上部部分の約150メートルが落下し、あめのようにひしゃげた状態。橋を走行していた車は次々と川底に沈んでいった。
「車が空を飛んだようだった。落ちた時には目の前に川の水があった」キャサリン・ヤンケルビッチさんは、ずぶぬれになりながら恐怖体験を振り返った。落下直後、自力で車の窓から脱出、九死に一生を得た。トラックを運転していた男性は「10メートル以上転落した。死んだかと思った」と顔をこわばらせた。
事故が起きたのはツインズの試合が始まる約1時間前。橋を渡ってメトロドームに向かう観客も多く、目撃者は「事故当時、橋の上は車で埋まっていた」と証言。崩落後は路上に多数の車が放置された。コンクリートに押しつぶされた車からは煙や炎が上がった。
橋の上には児童約60人が乗るスクールバスも取り残された。全員救出されたが10人が負傷した。
地元当局はダイバーも入れて数百人態勢で捜索。しかし、川をふさぐような形で崩落した橋が非常に不安定な状態にある上、コンクリートの塊などが一帯に散乱しているため慎重に進められており、捜索終了までに数日かかるとみられている。一方、60人以上が病院で手当てを受けた。
在シカゴ日本総領事館によると、日本人の死傷者は確認されていない。
米国土安全保障省はテロとは無関係との見解を示している。ポーレンティー・ミネソタ州知事は「橋は05年と06年に点検を受けており、構造上の欠陥はなかった」と述べたが、地元警察当局者は「構造面以外の原因をうかがわせる材料は見当たらない」と話している。
さらに、事故当時は路面の改修工事が行われており、MSNBCテレビに出演した目撃者は、工事に掘削機が使われていたと証言した。
■アメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポリスとは
ミネアポリス (Minneapolis) 市は、アメリカ合衆国ミネソタ州中部に位置する商工業都市で、同州最大の都市である。州都のセントポール (Saint Paul) とはミシシッピ川を挟んで対を成し、双子都市 (Twin Cities) として有名。セントポール市が政治、行政の中心地であるのに対し、ミネアポリスは商業、文化の中心地となっている。人口は約37万人(2004年)で、セントポールが約28万人(同)、都市圏人口はおよそ300万人弱に上る大都市圏を形成している。北欧系の白人が多く移住してきた地であるため、今日でも白人がたいへん多く、黒人及び他の人種はあまり見られない。アメリカの諸都市の中でも治安がよく、常に大都市の中でも上位にランクインしている。
また、同市は有名ミュージシャン・プリンスや、ハリウッド女優・レイチェル・リー・クックの出身地でもある。
市名は原住民であったスー族の言葉で「水」を意味するminneとギリシア語で「都市」を意味するpolisの造語。一方、セントポールは1841年に建造された礼拝堂、聖パウロ礼拝堂に因む。
(Wikipediaより)
